松山雪景色

丹波篠山・舞鶴旅行から帰った翌朝、松山で久しぶりに雪を見た。
といっても、庭の植木鉢やミカン畑の土の上、遠くの山肌などがうっすらと白く雪をかぶった程度。これで感動していては、雪国の人に笑われてしまう。
でも、松山では十分、珍現象なのだ。
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松山で雪と言えば、年に2,3度、白いものがチラチラ舞う程度。ときには上着をパタパタはたくこともないではないが、決して積もったりはしない。
それがもう、ここ何年もの通り相場になっている。

朝起きたら白銀の世界、などというのは遠い夢物語か。
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ぼくが子供のころには、松山とて、冬は北風が吹いて芯から冷えた。雪は毎年降り、ときには2,30cmになったことも。
ぼくは町育ちなのだが、それでも雪だるまを作って遊んだ記憶がいくつもある。
家の前で、雪球を転がして大きくし、等身大の雪だるまを作ったことも。腕は木の棒、目、鼻、口は炭、それにバケツの帽子をかぶせて……。
まさに絵に描いたようなスノーマンだった。
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今では、よほどの山の中にでも行かないと、そんな体験はできない。
そうそう、あれは20年前だろうか、30年前だろうか。足がゴボゴボ雪に埋もれて歩けなくなり、勤めていた学校が臨時休校になった。
学校に勤務した35年間を通し、一度きりの体験だった、あれは。
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あのときのきらきらと目を射すまぶしい雪の粒が、いまでは遠く懐かしい。
以来、雪からは縁遠くなった。

地球温暖化はひたひたと目に見えて進んでいる。まさに実感だ。
温暖化の行程は、ぼくにはまるで、エルバ島を脱出した失意の廃帝ナポレオンが、日ごとふくれあがる群衆の歓呼の声に押されて、カンヌからパリへと突き進んでいった200年前の光景に重ね合わされる。
手をこまねいていると、世界は痛い目に遭う。

(2010/12/29)

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