早起きは三文の得

画像

今朝、久しぶりに暗いうちの早朝散歩を楽しんだ。5時45分に家を出て、約1時間。
町はまだ街灯がぽおっと灯るだけ。人影もない。あらゆるものが眠りの中にあって、寒さに凍りついている。

一番に期待していた金星が、真っ先に目に飛び込む。
この時期、マイナス4.4等級。金色(こんじき)の巨体だ。独特のぬめっとした輝き。
宵の明星の時期には親しくおつきあいさせてもらっている金星だが、明けの明星の時期が来ると、ぼくの中では「金星は去っていった」という感覚になる。

「おっ、おまえ元気でやっていたのか」
そんな懐かしさと嬉しさで金星を見上げた。恋人に再会した気分。
金星に逢えただけで、今朝の早起きはすでに三文どころか、一両ほどにも値した。

6時を回ると、始発電車が走る。その少し前、近くの駅では、リュックを背負った女性が寒さで足踏みしながらプラットフォームの風にさらされていた。
こんな時間にも、電車を待つ人がいるのか。
照明に浮き出たプラットフォームを視界の隅に置きながら早足に歩く。
一つの貴重な風景を、目の裏に焼きつけながら、……。

面白かったのは歯科医。駐車場がいつでも満杯になるほど、はやっている歯科医。
自宅兼仕事場は中世ヨーロッパの古城風に豪華。
夜になると、いくつものサーチライトでその城を煌々とライトアップする。
近所の人からは、あまりにもこれ見よがしで、快くは思われていなかったらしい。
それ故かどうか、近ごろライトアップをやめていた。

そして今朝、暗いうちにその前を通りかかって唖然とした。
ライトアップはたしかにやめている。ところがその代わり、一階の内部をデコレーションし、カーテンを開け放って、一晩中ショーウインドウのように明かりを灯しているのだ。
こういう人もいるのか。なるほどな、うんうん。

6時半を回るころ、ようやく散歩の人とすれ違うようになった。寒さに凍る今朝のような日は、さすがに人の出足も鈍るのか。

(2011/1/12)

→マイブログ・トップへ  →坊っちゃんだよりへ

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック