朝の散歩

仕舞ったままにしてあった半世紀も昔の日記を取り出し、過去の自分に再会するという、無上の悦びを味わっていたところへ、三日前、無情にも別の仕事が舞い込み、今朝までかかり切りになった。
原稿料というニンジンのぶら下がった仕事だから、せっかくの楽しみも脇に置くしかない。
何であれ、書くのは好きだから、やり出すとついつい夢中になってしまう。

締切りを十日も余して、今朝、完了。後は冷却期間をおいて読み返すだけ。
さてと、一段落した満足感にひたりながら、朝の散歩に出かけた。

雲間から漏れるすばらしい朝日。
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いつも行く池では、早起きのカモの夫婦がもういちゃいちゃ寄り添ってなにやら語らっている。
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刈り跡の田んぼでは、ぺんぺん草や菜の花が、はやくも春の先駆け役。
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清新の空気にひたっていると、人生のすべてはこの瞬間に集約され、同化している、という気になる。

麦が青い芽を伸ばし始めた田で、小さな鳥(名を知らないのですが)がチュンチュン縄張りを主張していた。
人の世の苦悩や喜び、諍いを尻目に、小鳥たちには小鳥たちの生業が日々進展している。
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足を伸ばして、重信川の土手に向かうと、河川敷公園に落ち葉の絨毯。
清掃夫の仕事のためだけに、掃き清められ、美の堪能を奪われる悲しさ。だがさいわい、この一角だけは、忘れられたように、ぼくのために(?)落ち葉の空間を残していた。
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重信川は天井川。よほどの雨が降らないかぎり、滅多に表層流は見られない。流水はすべて伏流水となっている。
そんな中、一筋の水の流れを見つけた。
伏流水が顔を出した、刹那の表層流である。またすぐ伏流水へと戻っていく。
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新鮮な空気を堪能し、我が家に戻ると、ごりごりとコーヒー豆を挽く。ああ、うまいな、コーヒは。
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コーヒーに映った壁の絵に焦点を当ててみましたが、うまくはいきませんね。

(2011.1.23)

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この記事へのコメント

はまちゃん
2011年06月20日 17:12
実は、ブログではなく「チップス先生さようなら」についての文に感銘を受け、コメントします。
私も子どもの頃、とても感動した映画&原作でした。
いま、教職をめざす学生を指導する身になり、教師という職業に熱を持ってほしくて、「チップス」や「飛ぶ教室」を読むように勧めてしまいます。
久しぶりに、チップス先生が走るシーンを思い出しました。ありがとうございます。

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