歯がポロリ

歳をとるとナマの歯が減っていく。臼歯付近は詰めものだらけだ。そのうちの一つが今朝ポロリと取れた。爪楊枝を使っていた最中に。

取れても別に痛くもなんともないのだから、なかなか歯医者に行かないこともある。そのうち取れていることさえ忘れてしまって、ひどいときには半年近くもそのままにしていたことがあった。半年後に、取れた詰めものをもって歯医者に行くと、その間に穴の部分が変形していて、古い詰めものがピタッと適合しない。結局、新しく作り直すことになった。

今回は、ポロリと取れたあとすぐさま電話し、午後には歯医者に。みごとにピタッと収まった。

日記を調べると、最初にその歯に詰め物をしたのは12年前。それから10年経って、ポロッと取れた。取れた理由は、アメを食べていて、粘着力が詰めものを剥がしてしまったのだった。10年も経つと、詰めものをしたまま自然に歯の穴が変形していて、詰め直してもまたすぐに取れるでしょうとのこと。結局新しく作り直した。

今回はだから、まだ2年しか経っていない。2年くらいだと問題なくはまる。

教訓:爪楊枝はやたら使わない。

歳をとると歯と歯の間に隙間が広がり、爪楊枝を使いたくなる。だけどぼくの場合、基本的には食事のたびに、日に3度歯を磨く。爪楊枝は必要ないのだ。使いたいところをぐっと我慢しさえすればよい。

実を言うと、歯磨きの習慣はぽくにはかつてあまりなかった。日に一度磨けばよい方で、ときには2日に一度のことさえあった。歯の表面がざらざらして我慢できなくなって初めて歯を磨く、そんな調子だった。

変わったのは3年前から。全身性アミロイドーシスと診断され、抗がん剤によって抵抗力が落ちるから、口の中はいつも清潔にしておくようにと指示された。そして、三度三度の歯磨きを習慣づけられてしまったのだった。

最初は無理やりの習慣だったが、今は自然な習慣になった。不思議なものだ。だから歯医者に行っても、「ついでに歯石を取りましょう」と言われることが今はない。かつての自分から見ると、肉体の大改造とさえ言える。歳をとっても、こんなことができたりするのだ。



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