春を感じる

寒い日が続きましたが、ようやく松山にも春のぬくもりが感じられるようになってきました。

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(ポツッと顔を出したカリンの葉芽)

松山で春を呼ぶ祭りといえば、郊外の椿神社で行われる椿まつり(椿さん)です。椿さんが春を呼ぶとは、なぜか昔からよく言われてきたことでした。椿さんの日程は年によってずいぶん違ってくるにもかかわらず、不思議なことに松山の春は椿さんとともにやって来るのです。

椿さんは旧暦正月8日をはさんだ3日間と定められています。だから新暦に直すと1月末から2月末ごろまで、年によってずいぶんばらつきが出てきます。にもかかわらず、椿さんとともにあたたかくなるのは松山人の長年の体感でもあるのです。

「今年は椿さんが早いけんのう、早ようぬくなるじゃろ」

子供のころ年寄りがそんなことを言っていた記憶があります。今年の椿さんは2月18日から20日までの3日間です(ただし三密を避けるために、今年は特例として期間が延長されるらしい)。はたしてそれが冬から春への峠になるのでしょうか。

我が家の庭でも、見るともう春の兆しが濃厚です。カリンの枝の先にポツッと葉芽が顔を出しました。律儀なものです。

芽の先が赤いので花芽と錯覚しそうですが、これは花芽ではなく葉芽です。花より先に葉が出るのです。葉がみずみずしく茂ったころに花が咲くのがカリンなのです。

ヒイラギナンテンも真っ黄色な花をつけはじめました。まだ幼い花ですが、鼻をくっつけると独特の芳香がすーっと鼻腔をくすぐってくれます。

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(ヒイラギナンテンの真っ黄色な花)

カリンもヒイラギナンテンも、今年は例年より半月近く早い気がしています。これも地球温暖化の現われでしょうか。それとも今年の春だけの特異現象なのでしょうか。

あと数日で73歳を迎える私です。幸いなことに今は驚くほど元気です。持病をいくつも抱えた身でありながら、すごく元気なのは不思議なほどです。散歩の途中、思わず昔を思い出してジョギングしてみたりするのもまた不思議です。ちっとも疲れないから、さらになおさら不思議です。

体の奥底が春のぬくもりを感じとって、よくはわからぬ元気というエキスが湧出してくる、そんな感じもするのです。カリンやヒイラギナンテンとまったく同じ生物現象かもしれません。

冬を越して春を迎える嬉しさよ。まさに蘇生の悦びです。

ここまで生きてこられてよかったな、厳しい冬を無事に越せて本当によかったなと、体の奥の深い深い無意識の感覚が我が身の脈々たる命の継続を祝っています。こうした点では、人間も草木もなんら変わりはないようです。

(2021年2月13日)



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