寒さぶり返す

せっかくあたたかくなったと思ったら、また猛烈に冷えてきた。なんだろう、今朝の冷えようは。
朝起きたら、庭はうっすらと雪化粧。同じ2月に2度も雪が降るなんて、こんなこと松山にあっただろうか。

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スイセンが可憐に咲いているのだけが、いかにも春だ。スイセンやヒイラギナンテンは、姿よりも香りによって、私たちに強い勇気を与えてくれる。「ああ、今年も生きて春を迎えられたんだな」と心の底から命の喜びをもたらしてくれる。「君も春を感じて蘇生したんだね」と私はスイセンたちに声なき声で話しかけてやる。

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蘇生したものだけが知る、冬を越したことの無上の喜びだ。

それはそうと、野良ネコが子を生む季節がまたやって来た。去年は、我が家の庭を仮住まいとして子を生んだメスネコが、いつの間にかいなくなり、子ネコを一匹置いていった。「助けてやって。飼ってあげてね」と言わんばかりに置いていったのだった。しかたなく家ネコにして、今や我が家のかわいいマスコットになっている。

この冬は、また別のメスネコが庭にやってきて子を生む気配を見せていた。だがどうやらまだ生まないうちに気まぐれ心が生じたのか、いつの間にやら去っていき、気がつくと、100メートルばかり離れた駅のそばのモーター小屋で子を生んでいた。ネコは一度に5,6匹は生む。だのにモーター小屋にいる子ネコはすでに一匹だけ。まだ乳を吸っている幼い子ネコなのにね。

残る数匹はどうなったのだろう。生存競争に負けて死に絶えたのだろうか。そういえば我が家で飼っているネコも、同時に生まれた5匹のうちのただ一匹の生存者であった。野良の世界は厳しいものだ。

それにしても寒い時期にわざわざ生まなくてもいいのにね。これも強者を選び取るための自然界の厳しい掟なのだろうか。寒さを生き抜いた生命力のあるものだけが、この世を我がものにできるとでも言っているようだ。

今朝は猛烈に寒いとはいっても、その芯には春がしっかり宿っている。寒さはいっとき、春はすぐそこ。スイセンやヒイラギナンテンやカリンたちは、それをあやまたず知っている。えらいものだ。

アッ、今気がついた。今日は私の誕生日だ。ついに73歳というおどろおどろしい歳を迎えてしまった。持病を抱えながらも驚くばかり元気だから、すっかり誕生日のことなど忘れていた。妻もきっと忘れている。だから誕生祝いなどしてくれない。たぶん明日あたり、突然思い出して何かそれらしいことをしてくれるだろうか。それとも昨日買ってきたバレンタインの売れ残りのケーキがそれだったのだろうか。私が気づかなかっただけなのだろうか。

それもこれも二人とも元気でいるからこそできること。命あることの嬉しさよ、いとしさよ。

(2021年2月17日)

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