ノラネコ物語

捨てておくのは可哀想と、あくまでノラのつもりでエサだけはやっているネコたち。だけど、向こうはすっかり飼ってもらっているつもりになっているらしい。庭を遊び場に、段ボール箱を寝場所に、いい案配に気楽な暮らしを始めてしまった。

思えば40年、犬やネコを飼い続けてきたぼくら夫婦だ。多いときには、犬4匹、ネコ1匹という時代もあった。とうとう最後の1匹(ネコだった)が死んだのが1年半前。

もうぼくらも70の坂を越えたし、新しく若い犬・ネコを飼い始めるのはとても無理。断腸の思いで犬・ネコのいない暮らしに突入した。

そんなぼくらの気持ちを察したように、昨年9月、雌ネコがやって来た。オシロイバナの群生の中で子ネコを産んだ。5匹産んで、けなげにも育て始めた。エサやミルクを与えるようになったのはそのころからだ。

ところがひと月もしないうちに、突然みんな消えてしまった。もっと住みよい場所を見つけたのだろう。ネコというのは実に気まぐれ。情や恩などあったものではない。親ネコが子ネコを1匹ずつくわえて連れていったのだ、たぶん。

いなくなったらいなくなったで、それもまたよし。そう思っていると、半月ばかりして突然ふたたび戻ってきた。連れ帰った子ネコは2匹だけ。自然界はなんと厳しい。2匹のうちの1匹も仮死状態。目覚めることなく死んでしまった。庭の隅に穴を掘って埋めてやる。

20200126smalla.jpg子ネコ

結局、親1匹と子1匹の家族になった。残った子ネコの元気なこと。5匹分の活力を一手に引き受けたとでも言わんばかりに、エサは親よりたくさん食べる。行動範囲もどんどん広がる。行くところ行くところ、親ネコが心配そうについて歩いて見張っている。


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親ネコ

何度も言うが、こちらには飼っている気はないのだから、家の中には入れてやらない。庭で好きなようにさせている。ネコの気まぐれで、いつまたひょいといなくなってしまうかしれない。そうなったらそうなったで、それもまたよし。

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庭の水仙はもう満開

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野バラも小さなつぼみをつけた

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カリンはすっかり裸になって春まだ遠い




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